小学生男子二人の母でワーママのナチュマミーです。
立つ鳥跡を濁さずということわざをご存知でしょうか。
立つ鳥跡を濁さず
たつとりあとをにごさず
【意味】
立つ鳥跡を濁さずとは、立ち去る者は、見苦しくないようきれいに始末をしていくべきという戒め。また、引き際は美しくあるべきだということ。
故事ことわざ辞典より
今日は職場での話です。
作業が多くて日々残業。本当なら早く帰ってこども達の宿題をゆっくり見たり、長男の中学受験の勉強に付き合ったり、物置き状態になってしまっている自宅の一部屋の片付けをしたりしたいんですが、そんなプライベートに使う時間を削りながら働いている私。
忙しい時期を越えて暇な時期には定時で帰宅できるから、あと少し頑張ろう、そう自分に言い聞かせてきました。
そんな今週のはじめ、上司から突然「今から引き継ぎを受けてください」と、午後3時過ぎに言い渡されました。
私の職場で、ここ数ヶ月に渡り関係が悪化していた先輩Aさんと後輩Bさん。
な、な、なんと!
先輩Aさんと後輩Bさんの二人ともが年度末を待たずに退職することになったとのこと!
後輩の仕事は自分も理解しているし、また次の人に教えればOK。
だがしかし、10年働いている先輩が1人でしていた仕事を、2年目の私が1日で引き継ぐのは到底無理な話なので、何日かテーマ別にして、引き継ぎを進めることになりました。
先輩がまさか今月末で来なくなるとは夢にも思っていなかった私は、不安とプレッシャーで一気に体調が悪くなりました。
『病は気から』…って、こういう時に使う言葉じゃないかもしれませんが、不安な気持ちと連動して、お腹が痛くなり、食べられなくなりました。
辞めるつもりだったなら、どうしてもっと前から仕事を少しずつ私に教えておかなかったんだろう…。不思議でなりません。
私はいつも自分の担当している業務に余裕がある時には「手伝うことありませんか?」「まだ私が担当したことがない業務を教えてもらえませんか?」と日々伝えてきたのに、です。
一人で仕事を抱え込んでおきながら、一週間で引き継ぎだなんて本当に自分勝手な辞め方だと思います。
周りへの気配り、タイムマネジメント、コミニュケーション、立居振る舞いなどが上手くない方だったので勿論、自分の立ち去る姿がどんな風に周りの目に映るのか、なんて1ミリも想像しなかったのでしょう。
立つ鳥跡を濁さず
水鳥が餌場を去る時の様子が美しい様子を見てこの言葉ができたそうです。
退職する際には、自分の使っていた机やロッカー等を片付けるのはもちろんのこと、自分や周囲の人の気持ちも綺麗にして去りたいと思いませんか。
「辞められるなんて残念」「一緒に働けて良かった」せめてそう思われたいなと。
職場を去った後に残った人から、「あの人が辞めてくれて清々した」「居なくなって良かった」「酷い引き継ぎだった」などと言われたいと思います?
少なくとも私だったら、そうは思われないように後片付けをして去るつもりです。
先輩Aさんは、みんなに食ってかかり、文句を言うだけ言って(自分のことは棚に上げて)泣きわめいていました。
どんなに嫌な事があったとしても、大人ならしないだろうという態度で驚くと共に呆れました。
教養がない人ほど偉そうにしたがる
実力がない人ほどマウントを取りたがる
と、私は経験上、そう感じていました。
先輩Aさんも、辞める理由を聞いたところ、後輩である私や後輩Bさんにマウントを取りたかったのに取れず、プライドを折られて傷ついたらしいです。ちなみに私や後輩Bさんは、先輩と張り合うつもりは微塵もなく、1人で勝手に張り合って勝手に傷ついていた訳です。
…
まとめ
今の世の中には『退職代行サービス』もあるらしいですね。突然来なくなられるよりは一週間でも引き継ぎがあるだけマシなのかも知れませんが、仕事のポジション的に先輩が重要な立場だったので、こう言った話をさせてもらいました。
私は今までの担当をしつつ、先輩が抱えていた仕事を覚えるのは大変ですが、よい機会なので環境改善をして、新しい人が決まったら、その方には丁寧に教えられるように、仕事を抱え込まずにローテーションできるように、上司達と準備していきたいと思います。